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閑話 映画と音楽
いつも物件情報をあげている者ですが、本日は映画と音楽の話
本業が映像制作の私が、縁あって現在弊社で非常勤として働いています
不動産業界に携わり、初めての仕事が『管理物件清掃』でした
地味ですが大切な仕事、日常ではつい見過ごしてしまう
会社員だった頃、早出をすると清掃をしてくれていた方々を思い出し、確かに必要・・・と思った次第です
・・・で、そんなタイミングで観たのが『PERFECT DAYS』
シナリオの妙で魅せる作品ではないので、ネタバレの心配はないのですが、マニアックな点ご容赦ください
役所広司演じる老齢で孤独(?)な公共トイレ清掃員の日常が淡々と描かれていくのですが、流れる音楽が個人的に素晴らしい!
カセットテープといった小道具も効いています
主人公の年齢から逆算した"時代遅れの音楽"的設定が、日本のフォークやニューミュージックだったら、ここまで感情移入できなかったと思います
映画業界に『一スジ、二ヌケ、三ドウサ』という言葉があります
脚本→画面の見栄え→役者の技量の順番に作品の出来栄えを左右するという意味ですが、ぜひ『オト』も加えていただきたい
タイトルでLou Reedを想起した人、監督ヴィム・ベンダース、サントラTHE KINKSで「おっ!」となった人には超お勧め・・・と言いたいところですが、そのような好事家の方々はすでにご覧になっていると思うので
穏やかな日常の中、だらりと時間を過ごしてみたい音楽好きの方はぜひ!
本日現在AmazonPrimeで視聴可能です